最近、夜な夜な練習会を開催したいます。
札幌の理学療法士や作業療法士が集まり、セラピスト自身が良い動きを探求します。
そしてそれを対象者にどう伝えるか?
今回のテーマはBow(弓)。
胴体を綺麗な弓なりにすることを目指し探求しました。
肋骨下のあたりで過剰にアーチしたり、
脇の下辺りは全然動いていなかったり、
はたまた骨盤が床上を転がらなかったりと、
セラピスト自身にも様々な不均衡がありました。
そうした不均衡に対して、
重力の影響を考えてポジションを変える。
動きすぎているところに制約を提供する。
床との接地感を得やすいよう工夫する。
など、僕たちが学んでいるGuide to movmentの中で得たことを使用して、対象となる部分にフォーカスを当てながら動くことで、自身の気づきへとガイドしていきます。
そして動画は、
右股関節の臼蓋形成不全で20年ほど前に手術。年齢を重ね、再び右股関節にこわばりが出てきて来店した方。
右足の体重のかかり方も然りですが、胴体の曲がりが気になります。
構造の不均衡も多々ありましたが、何故それが起きたのか?
そもそも曲がっていることに気づかずに、不調ばかりに意識が向いてしまっていました。習慣とは恐ろしいもんです^^;
関わりを通して胴体の不均衡に気づき、ニュートラルを模索し始めると、パッタリ股関節の不調は消失。機能的不均衡が構造の不均衡をつくりあげていたということでしょうか。
まだまだ見た目には不均衡が目立ちますが、本人が探し始めた結果起き始めた変化は、自宅に帰ってからもずっと続くことでしょう。
発達の順序が頭に入ると、こうした胴体Warmの不均衡により、股関節が十分に成熟しなかったことも推察されていきます。