写真はファクファクの現在。
作製しているのは、
上面を畳にした施術用テーブル。
平安時代から続く日本固有の、畳の文化。
クッションのように使われ、使わない時にタタンデしまっていたから タタミ。
鎌倉〜室町時代、
書院造へと建築様式が変化し、部屋全体に敷かれることでぶ厚く重く変化し、床材となった。
畳職人さんにとって畳は床材。
職人さんは言う、
「 木材で出来たものは、直線は直線だと思わない。直角も直角だと思わない。 」
「 そこにピッタリ、平面を作るのが、自分たちの仕事。 」
だと。
枠が完成してから、
そこに しっかりはめてみせましょうと。
床材という本来の畳の意味。
その目的に向かってより良い仕事をするために、直線という常識をも疑って、平面を作り上げる畳。
自らの仕事に置き換えてみても、
姿勢や動きが変わった先の、生活の変化。そして、人生への影響は?
対象者の「不調を取りたい」というその先に、何があるのか?
そこまでコミュニケーションが及ぶように、
ただただ話しやすい環境であるように。
そして対象者の習慣的な動きは、本人にとって常識でもある。
そこに気づきが起こるような関わりをするには、
自身の常識にも常に疑いの目を。