ベンチのリメイク
レンジ用のラック
下駄箱
これまで、日曜大工で作ってきた物は数知れず。
それに比べ、
施術テーブルくらいシンプルな構造なら、割と簡単に?と思うじゃないですか。
しかし 製作にあたり、
畳職人さんや大工さんなどのプロと相談した時、言われた一言。
「 難しいですよね。べっド作るって。」
設計を重ねるにつれて、
"作る"という言葉の前提に大きな差があった事を感じることになる。
良い畳を載せるテーブルの製作。
今回は普段以上にしっかり図面を書き、設計を綿密に・・・
柱はどう組み、どう接合する?
ピッタリ水平に組むために、技術に相応の設計をしてる?
畳や人の重さに十分に耐えうる強度は、どこまで必要?
重けりゃ重い方がいいもんでもない。
経年変化に対する耐久性は どう?
木材の種類による違いは?
ビスは、どの太さとどの長さが良い?
そもそも台の高さは本当にそれで良い?
相談する前に、
本当にそれでいい?
と自分に もう一度聞いてみる。
悩む。
調べる。
試す。
設計が何度も変わる。
ただ台を作る。
と、
安定性、耐久性、機能性、費用、
すべてにおいて、ちょうど良い台を作る。
この違い。
普段の日曜大工では、
ここまで思慮を及ばせて作ってなかったなぁと。
プロとアマでは、"作る"の前提が違う。
先日開催したGuide to Movement復習会。
その中で 行なった、
『 対象者の動きを見て、必要なワークを1つだけ提供する 』
考え抜いたはずのワークが、
結局 いくつもやって数を打ってしまいがちに。
僕の日曜大工みたいなもんでしょか。
対象者に提供するワーク。ホームエクササイズ。
ちゃんと 作れてる?提供できてる?
プロフェッショナルとして仕事をする上で、この言葉の意味は重い。
常に批判的思考を持ち、
対象者をより深く知り、
提供する1つ1つのワークを深く知り、
その対象者一人にとって、ちょうど良いワークか。